今日はスフォリアテッラのお話を。
これがスフォリアテッラ
(『イタリアの地方菓子』料理王国社刊より)

ナポリ生まれのナポリ育ちのガイド、ロセッラさん(日本語べらべら)が「ナポリでスフォリアテッラを買うのなら、絶対ココ」と言っていたのは「スカトゥルキオ」です。
「ナポリで一番おいしいパスティッチェリア(お菓子屋さん)なの」と、トロリと目を細めながら薦めてくれました。
「Scaturchio」
Piazza S.Domenico Maggiore, 19
ここのお菓子はどれもメリハリが効いてました。スイーツなんだけど、男らしい感じ。
ババなら容赦なく「甘〜くてラム酒もた〜っぷり」。スフォリアテッラも容赦なく「甘〜くてサ〜ックサク」に仕上がっているんです。
サ〜ックサクの秘密をロセッラさんに聞いたんですけど「????」だったので、ここはひとつ、先の名著『イタリアの地方菓子』の著者、須山雄子さんがこの店を取材されたときの記事を拝見しましょう。
須山さんは25年もの間、イタリアからイタリアの食情報を日本に発信し続けて来られた方です。80年代のイタリア料理ブームも、彼女なくしてはなかったかも、というくらい、情熱的にイタリアの食事情をレポートされていらっしゃいました。
須山さんの記事によれば、このお菓子の特徴である薄片状の生地は以下のような複雑な工程で作られるそうです。
小麦粉、水、ハチミツ、塩を練り合わせて休ませる
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幅30cm、長さ20mの巻紙状に伸ばす
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片面にスーニャ(精製したラード)を塗る
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アコーディオンプリーツのように伸ばしながらスーニャを均一に伸ばす
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左右方向にも伸ばしながら巻紙のように巻く
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休ませる
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ロール状の生地をしごいて細くし、直径8cmに
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端から1cm幅に輪切りにして片面にスーニャを塗る
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中心に親指を置いてジョウゴのように広げる
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クリーム(セモリナ粉、リコッタ、シトロン、オレンジピール、砂糖、卵、シナモン、バニラ)を詰めて貝の形に整える
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220℃で25分間焼く
ひょ〜っ。すごい手間です。そして、わかりました。パイは「バターと粉生地を重ねる」ことで焼いたときに層になるのですが、スフォリアテッラは「ラードと粉生地を重ねる」ことで焼いたときに層になるんですね。
クリームに使ったリコッタチーズもキーワード。
もともとはアマルフィで生まれたお菓子なのだそうです。
海運国の修道女が作った貝の形のお菓子。
ぜひナポリで、と言いたいところですが、六本木の「グランドハイアット東京」の1階でスフォリアテッラを売ってましたので、まずはココでいかがですか?イートインもできるそうです。






















