台湾初心者が超短時間で味わった台湾(4)

2011年04月09日

「何食べてもおいしい!」といわれた店

グループで鍋をすると
「(素材は)この順番で入れて!」
「今が食べ頃」「さあ、早く食べて食べて」と、
鍋を仕切る人が出てきます。

鍋奉行です。

今回の台湾に同行している仕事仲間には、台湾に30回は渡航している、という人がいました。
実はその人が、今回の仕事の仕掛け人であり、日程のコーディネートをしてくれました。

ほかのメンバーは私を含めて全員、台湾初心者でしたから、
必然的に仕掛け人が台湾料理を仕切っていました。もともと日本中の、
いわゆる「うまいもの」に目がない人で、おいしいものを食べるのは大好きという人です。

「ここではコレを食べて、次はここでコレを」
「これは早く食べて」
「やっぱりこの次にはこれを注文しよう」

ずっと、そんな調子でした。

そう、彼は終始、台湾奉行を引き受けていました。

そんな彼が、

「何を食べてもはずさない」

と、言って連れて来てくれた店が「蘇杭」です。

「台大学友会館」という学生会館の2階にあります。

タクシーで連れて行ってもらったので今ひとつ位置がつかめないのですが、
地図でみると、台北の中心地よりも西側、下町的な場所にあるようです。

天井は低めだけれどとても広く明るい店内には8人掛けくらいの円卓が並び、
私が知っているところでは、「四川飯店」みたいな雰囲気です。

高級感もあるし。

隣の席を隠し撮りするとこんな感じです。

蘇杭雰囲気.jpg

台湾奉行が「絶対に食べて」と言った料理がコレです。

「絲瓜蝦仁湯包(ヘチマとエビの小籠包)」
280台湾元(8個)

蘇杭小龍包.jpg

薄い皮にヘチマとエビが包まれています。
確かに日本では食べられないかも。肉汁ジュワッというより、
あっさりパクッと食べられるタイプです。

あとは、「どれも、うまいんだよねー」と言いながら
次から次へと以下のものを注文。
中国語の料理名の隣はメニューに書いてあった日本語メニュー

「砂鍋醃篤鮮(豚肉ベーコン竹の子のスープ)」
380台湾元
蘇杭スープ.jpg
日本語料理名に「ベーコン」とありましたが、
中国ハムでしょう。

「東坡肉(豚の角煮)」
369台湾元
蘇杭肉.jpg
日本でもおなじみの豚の煮込み「トーロンポー」。
向こう側に見えるパンのようなものに挟んで食べます。

「上海砂鍋菜飯(上海風雪菜入りチャーハン)」
150台湾元
蘇杭ごはん.jpg

雪菜とは漬け菜の一種で、細かく刻んだ雪菜が
パラパラチャーハンに入ってました。

次の2品は私が個人的に気に入った料理です。

「豚足の紹興酒漬け」
240台湾元
すみません、中国語メニューがかけません。
蘇杭豚足.jpg
とにかくきれいな煮上がり。
「白っぽい」豚足の煮込みには紹興酒がたっぷり
含まれていることは感じるのですが、それが
決して強くなく、紹興酒を調味料として使っている
いい料理だと思いました。

「芝麻酒醸湯蛋圓(ごま白玉スープ)」
240台湾元
蘇杭白玉.jpg
かきたま汁にごま入り白玉団子が入っているのです。
初めて知りました。台湾ではポピュラーなデザートのようです。
酒の香りがきいていて、イメージとしては
甘酒がほんのりきいたシロップに卵をかきたま汁状態に入れてあり、
そこに白玉団子が浮いている、って感じです。
温かいスープで、最後に食べるとホッとします。

台湾奉行が言うように、何を食べても確かに満足度大。

でも今度は、奉行に任せないで、予習をして、
自分でじっくり選びながら食べたいと思ったのでした。

「蘇杭濟南店」
●台北市濟南路一段2-1號1・2F
●(02)2396-3186
●11:30-13:30LO、 17:30-20:00LO



posted by くーちゃん at 14:21 | 東京 曇り | Comment(2) | TrackBack(0) | 台湾

台湾初心者が超短時間で味わった台湾(3)

2011年04月08日

台湾の駅弁はぶっかけ系

昨晩の余震は大きかったです。皆様は大丈夫でしたか?

余震慣れしてきたところの大きな余震。
一瞬ドキッとしましたが、被害が少なくてよかったです。

今日は朝から花粉症がひどい。地震で揺れることによって
杉が揺れて花粉が飛びやすくなる、という怪情報が流れたことがありましたが、
今日の私の体調は、それを信じてしまうほど、くしゃみ続きです。

今日は台湾情報の第三弾をお伝えします。

台湾の町で目につくのは「セブンイレブン」です。
「ファミリーマート(全家)」もちょこちょこありますが、
圧倒的に、セブンイレブンが多いです。

台北から高尾というところまで新幹線で移動しなくてはいけなく、
駅の構内で駅弁を買いたくてキオスクを探しましたが、すぐには見当たらず。

目立つところには「セブンイレブン」が複数ありました。
そこで、駅弁やお茶を買いました。

セブンイレブン.jpg

ところで、台湾のセブンイレブンでは、日本にはないもので
かならず売られているものがあります。

それが、これ。

茶葉卵.jpg

「茶葉蛋(チャーイェーダン)」

と、いいます。保温器に濃いおでんの汁のようなものがはってあって、
そのなかにひび割れたゆで卵が山盛り入っています。

この「濃いおでんの汁のようなもの」は、この料理の名前通り
茶葉、そして、香辛料がたくさん入っています。

そのにおいから、桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)
花椒(サンショウ)、大茴(八角、スターアニス)あたり、
つまり五香粉に入れられるものが入っていると思われます。

台湾の人たちは、これをおやつ代わりに食べるそうです。

さて、駅弁に話を戻します。

セブンイレブンで買ったお弁当は、「新国民弁当」と書いてありました。

すごいです、国民のお弁当です。弁当箱に書かれたイラストは
ザ・中国、という感じでありました。

これです。
新国民弁当.jpg

中身はこちら。
IMG_2507.jpg

手前から時計回りに、
「豆皮(湯葉の揚げ煮)」「腸詰め」「キャベツの浸けもの」
「鶏の醤油煮」「煮タケノコ」「高菜炒め」
です。これで60台湾元。

ごはんの上にこうしたおかずを3種類くらいのせる、これが
台湾のもっともポピュラーなお弁当だと、
通訳のエンキちゃん21歳(w-inds追っかけ)が教えてくれました。

台湾市内にはお弁当屋さんがあって、注文をすると
ごはんの上に好きなおかずを上にのせてくれるそうです。

このごはんにのせた「ぶっかけ系」スタイルは、
台湾に限らずアジアのスタイルですね。以前、ベトナムに行ったときも
皿にごはんをのせて、そこにいろいろなおかずをのせてもらいましたもの。

実は改札を通る直前にこじんまりとやっていたお弁当屋さんを見つけて
購入してみたのですが、これは、包み紙がレトロでいい感じ。

弁当.jpg

雰囲気はコチラのほうがあります。探してみてください。

中身はこうです。先ほどとほぼ一緒。違うのは
茶葉蛋が入っていることです。

弁当中身.jpg

これで65台湾元。

どちらのお弁当もイメージ通りの「甘さがきいた醤油の味に、
八角系の爽やかな香辛料がきいている」味と香りでした。

そうそう、保温器に入って売られているので、温かいです。

新幹線は日本のものだし、
新幹線から見える景色もあんまり日本と変わらず、
駅弁も、そんなに日本の味と変わらず、で、
「私、ホントに台湾にいるのかしら?」と思いながら食べてました。


posted by くーちゃん at 09:40 | 東京 晴れ | Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾

台湾初心者が超短時間で味わった台湾(2)

2011年04月03日

仏様もぶっ跳ぶスープとは?

昨日は2件のチャリティイベントへ参加しました。

ひとつは、銀座「グレープガンボ」での東京チャリティワイン会、
もうひとつは、青山「リストランテ宿屋」での日本酒の会。

ふたつとも、売り上げはすべて被災者へ寄付されます。

「食を楽しんでいただくことがぼくたちの仕事。何かしたい」

シェフたちはいつもそういわれています。

さて、本日は台湾のご報告第2弾です。

台北市の街中にある空港に着陸したのが日本時間で午後9時半。
時差は1時間ですから、現地時間で午後8時半でした。

空港では、放射線検査をされました。ちょっと不思議な感覚でございました。

空港を出てタクシーでまずはホテルに向かいました。
節電の東京に慣れていたので、台北の街は電気でまぶしいこと!
バイクがびゅんびゅん走っていて、その賑わいは「ザ・アジア」って感じでした。

チェックインしてホテルを出たのが午後9時半。
着いたばかりだし、台湾初心者なので、そうした客にやさしくて、
夜遅くまでやっている店に行くことになりました。

欣葉」です。

日本語メニューがあります。これが、うれしかった。

アメリカやヨーロッパに行って日本語メニューがあると
なんだかそれだけで「観光客向けだわ、私は地元の味がわかるのよ」
なんてえらそうなことを思って避けてしまっていたのですが、
超初心者だと謙虚な気持ちになれ、日本語メニューがなんと心強いことか!

日本語メニューがある=料理がつまらないに違いない、みたいな偏見を
持っていたことと、実は欧米かぶれであった自分に気づいて反省し、
じっくり日本語と中国語を見比べながらメニューを眺めていたのでした。

そのなかに、絶対食べようと思っていたメニューを見つけて
早速注文しました。

仏汁.jpg

「佛跳牆(フォティアオチャン)」

といいます。

その字のとおり、仏様もぶっ飛ぶスープといって、英語ではジャンピング・ブッダとか
ブッダ・サプライズとかいうそうです。

なぜメニュー名に仏様がついたかというと、以下のストーリーがあるからです。

昔々、福建省の福州という場所で、ある男が知り合いの自宅に招かれました。
そこの夫人がつくるスープがあまりにもおいしくて、そのおいしさが忘れら
れなくなった男は、お抱え料理人に作ってもらおうと思ったけれど、うまく
いかない。そこで、料理人を連れ立って夫人のところへ行き、作り方を習っ
たそうです。

その作り方をベースに改良を重ね、やがてその料理人は独立して自分の店を
持ちました。ある日、食通の客が「何か珍しいものを食べたい」と注文した
とき、料理人は例のスープを出しました。

スープの蓋をとったとたんに漂う香り、その味に驚嘆した客は「なんという
名前か?」と料理人に聞いたところ「まだないから名前をつけてください」
との答え。

すると、その食通の客は即興で詩を唱えました。

「四方に漂う香りに心を乱した仏様が
修業中にもかかわらず念仏を唱えるのを止め、
垣根を飛び越えてやってきた」

この詩のなかの
仏様が飛び越えた=佛跳牆(フォティアオチャン)

という言葉をまわりにいた客たちが次々に口にし、
それが名前になったそうです。

その「仏様がぶっ跳ぶ」料理とは、ひと言で言えば
具がたっぷり入った甕入り煮込みスープです。

確かに、うま味たっぷり具たっぷり!

インタビューをしたわけではないので推察ですが、
スープのベースは鶏骨や豚骨、もしかしたら金華ハム、
貝柱などでしょう。ここに、肉系のものと、しいたけとか、
白菜、タロ芋、ここの店の場合はふかひれなどが
ザクザク入っています。

うーん、いい香りです。

ぶっ跳びたくなる気持ちはわかります。

アジアの食文化のベースはうま味と思っている私ですが、
確信いたしました。これからの弾丸ツアーも楽しみになる
初めての台湾のひと口でした。

価格は780台湾元。日本円は3倍して少し引く感じなので
2200円くらい。値段も、そこそこぶっ跳びでしょうか。

ちなみに、そのほか、

青菜の炒めもの(180元)
いか団子(300元)
腸詰め(230元)
肉の煮込み(160元)

なども食べました。

日本語メニューがある=観光客向け=料理がつまらないという方程式は
この店には当てはまらなかったことをお伝えしておきます。

「欣葉」
●台北市雙城街34−1号
●(02)2596-3255
●11:00〜深夜00:00
●無休



posted by くーちゃん at 19:24 | 東京 曇り | Comment(2) | TrackBack(0) | 台湾

台湾初心者が超短時間で味わった台湾(1)

2011年04月01日

羽田空港発台北行き JALの機内弁当

今日から4月1日、新年度です。

伊藤章良さんの「新・大人の食べ歩き」をアップしました。

台湾から帰ったあとは、いつものとおり、無茶をした結果プチダウンし、
一昨日から復活。昨日・今日と奈良・京都の出張。今日、帰ってきました。

奈良も京都も桜の開花までは、まだもう少しですね。

さて、今日から台湾のお土産話を書いてみようと思います。
といっても、1日目は台北に夜着いて、2日目はフルに動いて、3日目の昼過ぎには帰るという
強行スケジュールで、旅行期間は正味丸一日ちょっと。
強行&初心者 だからこそおもしろかったことを正直に書いていこうと思います。

生まれて初めて、羽田空港の国際線に乗りました。

初めて訪れる羽田空港! にワクワクしていたのですが・・・
思ったより魅力度が薄くてちょっとがっかりでした。
一番の原因は、やっぱり食の土産物でしょうか。
どっかのサービスエリアにいるみたいな品揃えでした。
もうちょっと「江戸」なお菓子があるといいのに〜。

と、思いながら荷物検査・パスポートコントロールを経て
乗った飛行機は午後5時半過ぎの台北行き。約4時間のフライト時間です。

そこで出てきました。機内食。

台湾弁当1.jpg

お弁当なんですね! 経費削減のための苦肉の策として弁当を出しているという
噂を聞いておりましたが、この弁当というのが日本ぽくていい。

題して「華いろ御膳弁当シリーズ」

開けるとこうです。
台湾弁当2.jpg

マカロニサラダ  甘味        冷やし豆腐と    肉団子甘辛煮
         苺ムースの     椎茸ピリ辛ソース
         ミニカップデザート

山菜マリネ    ロールキャベツの  スパイシーな    帆立貝と山くらげの
         生姜風味スープ煮  春雨サラダ     胡麻風味マリネ

それに「ちまき」です。

盛りつけもかわいいし、味もなかなか考えられたものでした。

以前、機内食を取材したことがありましたが、こういう風に
料理を少しずつ、少しずつつくって盛りつけるのは日本だけです。
インドのエアラインは、大鍋でカレーつくって、それにサラダだけでしたもん。

台湾っぽい家庭料理(なのかな?)を、少しずつ日本スタイルに詰めたお弁当。
第一弾のお気に入りでございました。


posted by くーちゃん at 23:45 | 東京 晴れ | Comment(2) | TrackBack(0) | 台湾

台湾から帰国

2011年03月24日

台湾から帰国しました。

21日の午後9時半に現地へ入り、23日の午後8時には
東京へ戻ってくるという強行スケジュールでした。
途中、台北だけではなく高雄へ行ったり。

でも、いろいろ収穫があったリサーチでした。

しばらくここにご報告していきますが、
今日のところはまず、台湾の食堂で目についたメッセージを。

taipeimessage.jpg

親日家といわれる台湾では、先日、テレビ番組で20億円もの
寄付金を集めてくれました。

町のあちこちに「がんばれ」の文字を目にしました。

そして、台湾の方を交えた会議があったときは、
台湾の方が、被災者たちのやさしさ、秩序正しさを褒め称えておりました。

私たちが、被災者の方からがんばりをもらい、そして日本人としての誇りを
教えてもらった気がしました。


posted by くーちゃん at 11:53 | 東京 曇り | Comment(2) | TrackBack(0) | 台湾